北海道とうきびモナカはロッテから発売されていますが、「とうきびモナカはかつては雪印から発売されていた」と聞いたことがあると思います。
果たして、ロッテのとうきびモナカは雪印から発売されてたのでしょうか?
とうきびモナカは雪印からロッテに変わった?
北海道とうきびモナカは現在ではロッテから発売されていますが、かつては雪印から発売されていて、「雪印 とうきびモナカ」という名称でした。
とうきびモナカは、1960年代くらいから雪印の商品として北海道限定で販売されていますが、2003年8月18日から雪印乳業とロッテが合併して新設された会社のロッテスノーから発売されるようになりました。
ロッテスノーからとうきびモナカが発売されるようになってからも、雪印 とうきびモナカの名称で発売されていましたが、2011年3月31日をもってロッテアイスが雪印ブランドを終了したことで、とうきびモナカには「ロッテ」の名称が付くようになりました。
それにしても、雪印の名称がつけられていた時は「雪印 とうきびモナカ」と表記されていたのに対して、ロッテの名称がつけられているときは「ロッテ 北海道とうきびモナカ」に改名されてる理由が気になります。
雪印にしてもロッテにしても、とうきびモナカは北海道限定で販売されていて、北海道以外だとなかなか手に入らない商品だから、「北海道」と改めて商品名に付けているのかもしれないです。
とうきびモナカの販売店についてはこちらの記事でまとめています。
ロッテから北海道とうきびモナカが発売されていますが、「とうきびモナカの販売店はどこがあるんだろう?」と思われて…
ロッテのとうきびモナカが雪印から変わった理由は?
現在ではロッテから発売されているとうきびモナカは、かつては雪印の商品として発売されていましたが、なぜとうきびモナカは雪印からロッテへと変わったのでしょうか?
雪印が再編された
とうきびモナカは1960年代から長い間雪印乳業で発売されていましたが、2000年に雪印乳業の乳製品による集団食中毒が近畿地方を中心に発生した雪印集団食中毒事件が起こりました。
さらにそこから追い打ちをかけるように、2002年には兵庫県伊丹市にある雪印食品関西ミートセンターが、外国産の安価な牛肉を国内産牛肉のパッケージに詰め替えて農林水産省から2億円の補助金を騙し取る雪印牛肉偽装事件も起こりました。
これらの事件によって雪印乳業の信用は堕ちてしまったので、グループの解体・再編を余儀なくされてしまい、乳製品以外の分野を分社化することになりました。
そして、アイスクリーム部門はロッテがスポンサーになったので、2002年にロッテと雪印乳業の合併会社のロッテスノーが設立されて、雪印乳業のアイスクリーム事業が継承されました。
だから、2003年からはロッテスノーからとうきびモナカが発売されるようになったのですが、この時はまだ雪印の表記が書かれていました。
ロッテにも再編が行われた
しかし、2008年にはロッテホールディングスがロッテスノーとロッテ冷菓が合併されることになったので、名称がロッテアイスとなりました。
その後、「雪印」のブランドを使用することを許諾している雪印メグミルクとの協議の結果、2011年3月31日でロッテアイスが「雪印」ブランドを使用することが終了しました。
なので、「雪印」と表記されてるアイスは「ロッテ」のブランドへと変更することになったので、とうきびモナカもロッテの名義へと変更されたのでした。
とうきびモナカはロッテだけど雪印だったまとめ
とうきびモナカは現在はロッテから発売されていましたが、かつては雪印から発売されていました。
とはいえ、ロッテでも雪印でもとうきびモナカが北海道以外では手に入らないアイスなことには変わらないので、会社が変わっても存続することに意味があるのかもしれないです。