ソフトクリームにはコーンがついてることが多いですが、「ソフトクリームのコーンの原料ってなんだろ?トウモロコシ?」なんて思われていないでしょうか?
果たして、ソフトクリームのコーンの原料はどのようになってるのでしょうか?
ソフトクリームのコーンの原料は何なの?
ソフトクリームのコーンの原料は何かといえば小麦粉です。
ソフトクリームのコーンは小麦粉を原料として、硬さを出すために砂糖・油脂・ベーキングパウダーといった糖分やでんぷんを加えてコーンの形になった型に入れて高温で焼き上げています。
そしてこの時コーンの原料として使用されてる糖分等が熱によって変化するときに香ばしさが生まれます。
さらにソフトクリームに使われるコーンにはバニラやアーモンドの香料が使われていて、より香ばしさを引き立てているのです。
そんな香ばしいコーンだからこそソフトクリームによく合っていますし、硬いコーンのパリパリとした食感が滑らかなソフトクリームに対するアクセントになってるのでしょう。
それにしてもコーンという名前だからてっきりトウモロコシが原料として使われてるのかと思っていたかと思いますが、実際のところは小麦粉が原料として使われていてトウモロコシは使われていません。
(もしかしたらトウモロコシが材料として使われているソフトクリームのコーンも中にはあるのかもしれませんが。)
ソフトクリームのコーンの由来はどこから?
ソフトクリームのコーンにはトウモロコシが原料として使われていないのになぜコーンというのか気になってる事でしょう。
実はソフトクリームのコーンの名前はトウモロコシではなく
円錐形を意味するコーン(cone)が名前の由来になっています。
ソフトクリームのコーンの形を見てもらえれば円錐の形をしているのが分かると思いますので、ソフトクリームのコーンは円錐形の容器という意味なのです。
ちなみにトウモロコシの英語はコーン(corn)というスペルになっていますのでソフトクリームのコーンとは違う意味になっています。
またソフトクリームやアイスに使われてるコーンはは英語圏ではポーク(poke)やコルネット(cornet)とも呼ばれていたりします。
ソフトクリームのコーンの起源はどこから?
そしてソフトクリームのコーンの起源は一体どこから来ているのかについては、1904年に開催されたセントルイスの万国博覧会が起源になっています。
1904年にアメリカでセントルイス万国博覧会が開催されてその会場でバナー・バター製造所のオーナー ジョージ・バング氏がアイスクリームを販売していました。
その日は猛暑だったためアイスは飛ぶように売れたのですが、それによってアイスクリームを入れるための紙皿が無くなってしまいました。
紙皿が無くなって困っているときに隣でワッフルを焼いていたことから、「焼きたてのワッフルを円錐の形に焼いてこれにアイスを乗せる」という提案が出ました。
そしたらアイスが飛ぶように売れて人気が出たことで、現在のソフトクリームやアイスのコーンの起源となったのです。
コーンの上にアイスを乗せて提供すればアイスを食べた後も容器のコーンを食べることができますし、カップに入れたアイスをスプーンで食べるのに対して出るゴミも少なくて済むことを考えると、アイスやソフトクリームのコーンが誕生したのはある意味転機だったともいえるかもしれないですね。
ソフトクリームのコーンの原料まとめ
ソフトクリームのコーンの原料は小麦粉となっていて、そこに硬さを出すために砂糖・油脂・ベーキングパウダーといった糖分やでんぷんを加えてコーンの形になった型に入れて高温で焼き上げています。
なのでコーンには名前と異なりトウモロコシは原料として使用されていませんので間違えないようにしましょう。