今では当たり前のように食べられているソフトクリームはいつから誕生したのかということやいつからあの形をしているのかといったことについて気になられてる事でしょう。
果たして、ソフトクリームはいつから誕生したのでしょうか?
ちなみにソフトクリームは何歳からという意味でのいつからかについてはこちら↓
2歳の子供がいるけどそろそろソフトクリームを食べさせようかと考えていると思いますが、同時に「ソフトクリームは何…
ソフトクリームはいつから誕生した?
ソフトクリームはいつから誕生したのかと言えば
紀元前2000年頃つまり4000年前の中国でソフトクリームの原型が生まれたとされていて、当時の中国では貴重な牛乳を長時間煮てから雪で冷やしてやわらかい柔らかく固めて糊状にした氷菓(現在で言うシャーベットに近い物)が金持ちの間で食べられていたというのが始まりとされます。
なんとなくソフトクリームはヨーロッパあたりで生まれたイメージがありましたが、あんまりソフトクリームと結びつかなさそうな中国で生まれたというのはかなり意外ですね。
ちなみにその後13世紀になってマルコ・ポーロがアジア横断の旅をおえてヴェネツィアに戻るときに、北京で出会った上記のソフトクリームの原型となる氷菓の製法をイタリアに持ち帰ったことにより、氷菓の製法がヨーロッパに広まったと言われています。
ソフトクリームの原型が紀元前2000年頃に誕生したことを考えると、それがヨーロッパに伝わるまでだいぶかかっているのだなと思いますね。
ソフトクリームはいつからあの形になった?
ソフトクリームはこのようなぐるぐると巻いた形をしていますが、ソフトクリームはいつから今の形になったのかと言えば1931年頃からだとされています。
19世紀になって冷凍技術が急速に進歩したことによって、アイスクリームは庶民の食べ物として広い地域で販売されるようになりました。
ですが当時のアイスクリームは-20℃以下で固く凍らせて-5℃を保って販売しなくていけなかったのでフレーバーなどが損なわれており、フリーザーから直接作り立てのアイスを手渡すことができないかと考えられていました。
そして1931年にアメリカでアイスマシンとフリーザーを1つの箱におさめた機械のオートマティック・ソフトサーブマシンが開発されたことによって、現在の形のソフトクリームが誕生したとされます。
そして日本において現在の形のソフトクリームが伝わったのは、1951年に明治神宮で開かれた「アメリカ進駐軍」主催のカーニバルの模擬店でソフトクリーム店を出店して、ぐるぐると巻いた形のソフトクリームが発売されたのが始まりです。
ソフトクリームが現在の形になったのは比較的新しい時代になってからなのですね。
ソフトクリームはなぜあの形をしている?
そしてソフトクリームはぐるぐると巻いた形をしていますが、なぜこのような形をしているのかと言えば下記のような理由があるからとされています。
ソフトクリームは柔らかいから
ソフトクリームは出来立てのアイスですからアイスクリームと比べて柔らかく、アイスのようにスプーンを使って盛るのではなく筒から連続的に出てくるような形になっています。
そしてソフトクリームは筒から連続的に出てきますからまっすぐに積み上げても崩れてしまうのです。
なのでソフトクリームが崩れない形でコーンやカップの上に積み上げていくためにぐるぐると巻く形で積み上げているのです。
ちなみにソフトクリームとアイスクリームについてはこちらの記事でもまとめてます。
「ソフトクリームとアイスクリームは同じ量だったらカロリーが高いのはどっちに何だろう?」なんて事思われていないで…
空気を内包させるため
ソフトクリームの口当たりをよくするためにぐるぐると巻いた渦の中に空気を内包させるのも、ソフトクリームがぐるぐると巻いた形になってる理由になります。
ソフトクリームはいつから誕生したまとめ
ソフトクリームは紀元前2000年頃の中国で原型が誕生したとされていて、1931年にオートマティック・ソフトサーブマシンが開発されたことによって現在のぐるぐると巻いた形になりました。
ソフトクリームの原型があんまりイメージと結びつかなさそうな中国で誕生したというのがなんだか意外でしたね。