アイス系のお菓子のジェラートとシャーベットとソルベは似たような印象があるので「ジェラートとシャーベットとソルベの違いってどうなってるの?」と思われていないでしょうか?
果たして、ジェラートとシャーベットとソルベの違いはどうなっているのでしょうか?
ジェラートとシャーベットとソルベの特徴は?
まずはジェラートとシャーベットとソルベの特徴についてそれぞれ見てみましょう。
ジェラートの特徴
まずジェラートはイタリア語で「凍った」という意味の氷菓です。
原材料の果汁、果肉、牛乳、砂糖、コーヒー、香草等を混ぜたものを凍らせて作っているのが特徴で、空気が含まれてる量が35%未満なので乳脂肪や材料の密度が濃くて味にコクがあるのが特徴です。
そしてジェラートは乳脂肪分が4~8%でアイス商品でいえばアイスミルクやラクトアイスに分類されています。
ちなみにジェラートについてはこちらの記事でもまとめてます。
店舗でジェラートが販売されてるのを見て「ソフトクリームとジェラートの違いって何なんだろう?」と思われていないで…
シャーベットの特徴
そしてシャーベットはソルベがアメリカに渡った後に独自に発展を遂げたものなので英語です。
シャーベットは果汁やシロップの他に牛乳や卵白、砂糖、ゼラチンなどを加えて作られているのが特徴です。
そしてシャーベットは乳固形分3.0%未満の凍ったお菓子でアイスの商品でいえば「氷菓」に分類されます。
ちなみにアイスの分類についてはこちらの記事でまとめています。
アイス系の商品の概要を見るとアイスミルクやラクトアイス、アイスクリームや氷菓といった種類の表記が書かれているこ…
ソルベの特徴は?
ソルベはフランス生まれなのでフランス語で語源はアラビア語の「シャルバート」から来ています。
ちなみにシャルバートというのは果汁などを水で薄めたものを砕いた氷で冷やした飲み物です。
そしてソルベは果汁やリキュールなどのお酒、もしくはそれらを含んだシロップを凍らせて作ってるのが特徴です。
ソルベはお酒が使われるのが特徴ではあるのですが、お酒が使われずに果汁のみのソルベもあります。
またソルベは牛乳や生クリームといった乳脂肪分が含まれるものを原材料として使用しないのも特徴で、乳成分が全く含まない氷菓をソルベと呼ぶ店舗もあります。
ジェラートとシャーベットとソルベの違いは?
そして上記のジェラートとシャーベットとソルベの特徴から違いをそれぞれまとめてみました。
ジェラートとシャーベットとソルベの違い:国
ジェラートとシャーベットとソルベの違いはまず国の違いが挙げられます。
ジェラートはイタリアの凍ったお菓子で、シャーベットはアメリカで生まれた凍ったお菓子です。
そしてソルベはアラビア語の「シャルバート」を語源とするフランスの凍ったお菓子になりますので、生まれた国がそれぞれ違うのです。
ジェラートとシャーベットとソルベの違い:原材料
ジェラートの原材料として果汁、果肉、牛乳、砂糖、コーヒー、香草等が使用されていますし、シャーベットも果汁の他に牛乳、卵白、ゼラチンなどを加えることもあります。
その一方でソルベは果汁やリキュールなどのお酒、シロップが原料となりますので、ソルベは原材料に乳成分が使用されないという違いがあります。
ただしシャーベットの中には乳成分が使用されていないものもあります。
ジェラートとシャーベットとソルベの違い:乳成分
ジェラートとシャーベットとソルベの違いには含まれてる乳成分の違いもあります。
ジェラートは乳脂肪分が4~8%程になっていて、シャーベットは乳固形分3.0%未満の凍ったお菓子です。
そしてソルベは乳成分が使用されないので、乳固形分と乳脂肪分が0%になります。
なので乳成分の含まれてる量がジェラートとシャーベット、ソルベの違いになっています。
ジェラートとシャーベットとソルベの違いまとめ
ジェラートとシャーベットとソルベの違いは主にこうなっていました。
誕生した国
使用されている材料
乳成分の含まれている量
似たような感じのアイス系のお菓子ですが、こうして比較をしてみると結構違いがあるものですね。