
ハーゲンダッツは外国っぽい雰囲気のアイスなので「ハーゲンダッツはどこの国のアイスクリームなんだろ?」と思われていないでしょうか?
果たして、ハーゲンダッツはどこの国のアイスクリームなのでしょうか?
ハーゲンダッツはどこの国のアイスクリーム?
ハーゲンダッツはどこの国のアイスクリームなのかと言えば、アメリカ合衆国発祥のアイスクリームブランドで現在は大手食品会社ゼネラル・ミルズが所有しているのでアメリカです。
ハーゲンダッツという名称からなんとなくドイツとかのヨーロッパ方面の名称のように思いますけど、アメリカ生まれのアイスクリームブランドなのです。
ハーゲンダッツの始まりは1920年代にポーランドから移民してきたルーベン・マッタスとその妻ローズ・マッタスがアメリカ合衆国のニューヨーク市ブロンクス区でアイス行商を荷馬車でやり始めたのが起源とされます。
そして1961年にレシピに卵黄を加えて乳脂肪分を17%まで上げたのがハーゲンダッツの始まりで、社名も「ハーゲンダッツ」としました。
その後1983年にはピルズベリー社が買収をして経営権を取得し、1999年に米国でピルズベリーとネスレのアイスクリーム部門が合併したことでアイスクリーム・パートナーズUSAとなります。
さらにそこから2001年にゼネラル・ミルズがピルズベリーを買収したことでハーゲンダッツのブランドの権利はゼネラル・ミルズに移りました。
そんな感じでアメリカで生まれたハーゲンダッツは100年の間に色々と権利が移り変わっていってるわけですね。
そしてアイスクリームの基準となる乳脂肪分は8%なのを考えると、乳脂肪分17%というのは倍以上の大きな数字というのが分かりますね。
ちなみにアイスクリームの乳脂肪分などについてはこちらの記事でまとめています。
アイス系の商品の概要を見るとアイスミルクやラクトアイス、アイスクリームや氷菓といった種類の表記が書かれているこ…
ハーゲンダッツの意味はどこから来ている?
ハーゲンダッツという言葉にはどんな意味が込められているのかと言えば、実は言葉自体に深い意味は存在していません。
ハーゲンダッツの「ハーゲン」というのは創始者のルーベン・マッタスが1920年代はデンマークで酪農が盛んであったことからアイスクリームはデンマーク産というイメージが強かったことで、デンマークの首都のコペンハーゲンからハーゲンという言葉を取りました。
そしてそんなハーゲンに続く言葉として余韻がいいという理由からダッツという言葉が後に付けられているのです。
ハーゲンダッツの国であるアメリカととくに関係がない名前の由来というのはなんだか意外な感じがしますね。
ちなみにアメリカにおいてハーゲンダッツはハーゲンダース、ハーグンダース、ハーゲンダーズに近い形の発音がされています。
ハーゲンダッツは日本では?
そしてハーゲンダッツは日本では1984年に日本法人が設立されて東京都港区青山に第1号店がオープンしたのが始まりとされています。
そしてその後大都市圏を中心に店舗が増加したものの、1999年以降は減少していき2013年4月25日に千葉県浦安市の新浦安店が閉店したことでハーゲンダッツの店舗での営業は終了しました。
ハーゲンダッツは今でこそスーパーやコンビニなどでパッケージ商品のアイスとして販売されてますが、店舗での販売がされてた時代もあったのは意外ですね。
そして日本におけるハーゲンダッツの製造は群馬県高崎市で行われてる他に、愛媛県のサンタ株式会社でも一部のシリーズを製造されています。
ハーゲンダッツはどこの国のアイスクリームまとめ
ハーゲンダッツはどこの国のアイスクリームなのかと言われるとアメリカが答えとなります。
ですが商品名の由来がデンマークの首都・コペンハーゲンというのがなんだか意外な感じがしますし、コペンハーゲンを持ってきたのもデンマークが酪農が盛んだったというのがシンプルな理由だと思いますね。