コンビニやスーパーで白くまのアイスを見かけることがありますが、「どんな由来があって白くまって名前になったんだろう?」と思われていないでしょうか?
果たして、白くまのアイスの由来はどこから来ているのでしょうか?
白くまのアイスの由来は諸説が2つある?
白くまのアイスの由来には諸説が2つ存在していますので、由来についてそれぞれの諸説を見てみましょう。
白くまのアイスの由来:練乳の缶のラベル
まず白くまアイスの由来の諸説の1つが、使用されていた練乳の缶に白くまの絵が描かれていたという説です。
この諸説についてはまず、1932年もしくは1933年頃に鹿児島市西田本通りにあった綿屋が夏の副業としてかき氷を販売していました。
そして、そこの新メニューとして作られていた練乳をかけたかき氷の名前に、かき氷に使用した練乳の缶のラベルに描かれていた白くまから名前を貰ったというものです。
かき氷に使用した練乳の缶のラベル説は鹿児島県にあるセイカ食品が採用しています。
確かに白くまのアイスは練乳を使用していますし、練乳の色は白だから白くまが缶のラベルに描かれていたのかもしれないですし、練乳のかき氷にちょうどいい名前と思って付けたのかもしれないですね。
白くまのアイスの由来:白くまに似ていたから
そして、白くまのアイスの名前の由来のもう1つの諸説が、練乳をかけて豆や果物を乗せたかき氷が上から見たら白くまの顔に見えたというものです。
こちらの説はまず、1947年に鹿児島市にある喫茶店「天文館むじゃき」創始者の久保武氏がミルクのシロップをかけたかき氷を考案して、果物とかあずき豆、干しブドウや三色寒天等を盛りつけて豪勢にしたかき氷を販売しました。
そして上から見てみると干しブドウが目に見えて、まるで白くまの顔のように見えたという説です。
カップで販売されてる白くまのアイスは正直そこまで白くまの顔っぽい見た目なのかといえばそうは見えませんが、かつて白くまのアイスは喫茶店や飲食店などで売られていたので、お皿に盛りつけられた果物等を乗せた練乳かき氷が白くまに見えたのかもしれないですね。
白くまのアイスの由来はどこから?
現在では夏になるとよく見かける白くまのアイスですが、由来はどこから来ているのかといえば鹿児島県鹿児島市からとなります。
どちらの白くまのアイスの由来でも鹿児島県鹿児島市が発祥だということが伺えますし、白くまのアイス自体がかき氷の上に練乳をかけて缶詰などの果物を盛り付けて、その上に小豆餡を乗せたアイスとして鹿児島市内の喫茶店や飲食店で提供されていたものでした。
ですが時代が進むにつれて「白くまのアイスを家庭で気軽に食べられるものに」というコンセプトのもと、様々なメーカーからカップアイスの白くまが販売されるようになり、鹿児島以外の全国のコンビニやスーパーなどで白くまのアイスが食べられるようになりました。
そして白くまはカップアイスだけでなく、バータイプのアイスとしても現在では食べられるようになっています。
白くまのアイスの由来まとめ
白くまのアイスの由来については、練乳の缶のラベルに白くまが描かれていた説、練乳をかけて豆や果物を乗せたかき氷が上から見たら白くまの顔に見えた説の2つが存在しています。
なのでどちらの白くまのアイスの由来が正しいのかは分かりませんが、どちらにしても白くまのアイスの発祥の地が鹿児島なことには変わりないかと思います。
それにしても、元々は鹿児島県の夏の定番として喫茶店や飲食店で食べられていたものが、現在では全国のコンビニやスーパーで販売しているのですから、白くまのアイスを全国に売り出してくれたアイスメーカーには感謝したい気持ちですね。