ハーゲンダッツはなぜ高い 理由は?

ハーゲンダッツは他のアイスと比べて値段が高いことから「ハーゲンダッツはなぜ高いんだろう?」と思われていないでしょうか?

果たして、ハーゲンダッツはなぜ高いのでしょうか?

 

 

ハーゲンダッツはなぜ高いのかの理由:濃厚だから

ハーゲンダッツはなぜ高いのかという理由の1つに濃厚なアイスクリームだからというのが挙げられます。

アイス系の食品は含まれている乳固形分や乳脂肪分の割合によってアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓に分類されます。

 

ちなみにアイスの分類による乳固形分や乳脂肪分の割合はこのような感じになります。

 

乳固形分と乳脂肪分が多く含まれているほど濃厚な味わいや風味のよさ、栄養的にも優れているので乳固形分や乳脂肪分の多いアイスクリームはアイスミルクやラクトアイス等よりも高価になります。

 

そしてハーゲンダッツのミニカップ バニラ1個(110ml)に含まれてる乳固形分や乳脂肪分の割合はこのようになってます。(2020年2月時点での情報)

 

同じアイスクリームの商品としてはMOWや牧場しぼりがありますが、MOWや牧場しぼりのバニラの乳固形分や乳脂肪分はこのようになっています。(2020年2月時点での情報)

 

なのでMOWや牧場しぼりと比べてみてもハーゲンダッツに含まれてる乳固形分や乳脂肪分などは高いため、ハーゲンダッツは高いアイスとなってるのです。

 

ちなみに牧場しぼりとMOWについてはこちらの記事でもまとめています。

 

 

ハーゲンダッツはなぜ高いのかの理由:素材のコスト

ハーゲンダッツはなぜ高いのかという理由には他にも素材のコストが挙げられます。

 

1950~60年代のアメリカは合成着色料や乳化剤が使われていた時代だったのですが、創立者ローズ・マタスは「身近にあるシンプルな、けれどもこだわり抜いた素材でアイスクリームをつくること」というポリシーを掲げて、ミルクや砂糖、卵黄といった主原料だけでなく副原料にいたるまで妥協しませんでした。

なのでこだわり抜いた厳選素材で作られている為、高品質になったハーゲンダッツは高くなってしまってるのです。

 

ハーゲンダッツはなぜ高いのかの理由:大人をターゲットにしてるから

ハーゲンダッツはなぜ高いのかの理由については他にも、大人をターゲットにしたアイスだからというのが挙げられます。

 

当時の日本ではアイスは子供の食べ物というイメージが強かったのですが、ハーゲンダッツはちょっと贅沢な大人の高級アイスクリームというイメージで宣伝をしている為、ターゲット層の大人に向けての高級アイスとして値段を高めにしています。

確かに厳選された素材のハーゲンダッツはちょっとした贅沢にいいアイスだと思いますね。

 

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ハーゲンダッツがなぜ高いかの理由:あまり値引きをしない

他にもハーゲンダッツは高級アイスとしてのブランドを維持するためにあまり値引きを行わないというのもなぜ高いかの理由になっています。

 

ただ1997年以降は公正取引委員会によって、正当な理由がないのにも関わらず取引先の小売業者に対して希望小売価格の維持を強要してさらに並行輸入品の取り扱いを妨害するといった独占禁止法第19条に違反していることの勧告を受けました。

 

なのでハーゲンダッツは現在ではスーパーなどで希望小売価格よりも安い値段で売られてるケースがあるのです。

 

ハーゲンダッツはなぜ高いかの理由:温度管理のコスト

ハーゲンダッツはなぜ高いかの理由に温度管理のコストがかかるからというのも挙げられています。

アイスは温度変化によって少しでも溶けてしまい再凍結するとシャリシャリ感が出てしまって風味が落ちることになります。

 

なので基本的にアイス系の商品には乳化剤や安定剤を入れて凍結したときの結晶が大きくならないようにしているのですが、ハーゲンダッツは天然素材から抽出したものを使用しているので乳化剤や安定剤は使用されていません。

そのためハーゲンダッツは温度変化の影響による品質の劣化が起こりやすいため温度管理に注意をする必要がありますし、温度管理のコストもかかることもハーゲンダッツの値段が高い理由になっています。

 

コンビニなどに行くとハーゲンダッツはこんな感じのボックスの中に入れて管理されてることからも、温度管理に注意が必要なのが分かります。

 

ハーゲンダッツはなぜ高いのかの理由まとめ

ハーゲンダッツがなぜ高いのかという理由についてはこのようになります。

コンビニなどでハーゲンダッツが高いと思うことはあるでしょうが、それにはこんな理由が存在していたからなのですね。