「MOWってラクトアイスだったっけ?」とふと頭によぎったと思います。
果たして、MOWはラクトアイスなのでしょうか?
MOWはラクトアイスなの?
MOWはラクトアイスではなく、アイスクリームやアイスミルクに分類されている商品です。
そして現在発売されているMOWの商品は、種類がこのように分類されています。(2025年1月上旬頃の情報)
バニラ アイスクリーム
カラメルシナモンクッキー&ハニーミルク アイスミルク
ほっこり紅はるか アイスミルク
クッキー&クリーム アイスミルク
宇治抹茶 アイスミルク
3three(スリー) アイスクリーム
ちなみに、MOW(モウ) 3three(スリー)はマルチカップタイプのアイスです。
基本的に、アイスは厚労省の「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」と「食品、添加物等の規格基準」によって、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスに分けられています。
そして、それぞれの定義は含まれている乳固形分や乳脂肪分によって、このような感じになるのです。
乳固形分15%以上
うち乳脂肪分8%以上
乳固形分10%以上
うち乳脂肪分3%以上
乳固形分3%以上
なので、MOWは乳脂肪分が3%以上含まれている商品のため、多くがアイスミルクの商品として販売されています。
そして、MOWのバニラは特に乳脂肪分が多く含まれているので、種類別がアイスクリームになってるのです。
ちなみに、アイスの種類については過去にこちらの記事でもまとめています。
アイス系の商品の概要を見るとアイスミルクやラクトアイス、アイスクリームや氷菓といった種類の表記が書かれているこ…
MOWはアイスミルクが多いけど?
現在だとMOWは、バニラはアイスクリームに分類されていますが、それ以外はアイスミルクに分類されています。
しかし、MOWは過去にはバニラ以外も全てアイスクリームとして販売していた時期があったのです。
「森永乳業の2012年3月の資料」によれば、2012年3月下旬よりこれらのMOWが、アイスクリームとして発売されていました。
MOW ミルクバニラ
MOW ミルクいちご
MOW ミルクチョコ
MOWは、濃厚でコクのあるミルクに拘ってるアイスとして発売されていますし、「ミルク」とついている事からも乳成分が多い事が伺えます。
しかし現在のMOWは、バニラ以外はアイスミルクとして販売されているのです。
MOWはアイスの種類がバニラ以外アイスミルクなのは?
MOWのアイスの種類が、バニラ以外はアイスミルクになってしまったのは、こんな理由があるからだと考えられます。
コストの上昇
アイスクリームは、乳固形分と乳脂肪分が多く含まれている事から、濃厚な味わいや風味のよさ、栄養的にも優れているのが特徴です。
そのためアイスミルクやラクトアイスと比較すると、値段が高めに設定されています。
しかしMOWは、2008年3月頃までは内容量150mlで販売されていたのですが、2015年4月からは140mlで販売が行われているのです。
その後も何度か値上げが行われていますが、その理由は原材料等の価格が上昇したことによって、それまでの値段を維持することが難しくなったというのがあります。
MOWは、アイスクリームでありながらも比較的安い値段で購入できるのが特徴なので、コストを抑えるためにバニラ以外はアイスミルクになったのかもしれません。
種類が増えた
MOWは当初は、そこまでアイスの種類は多くなかったです。
しかし、現在販売されているMOWだけでも、これらの種類が販売されています。(2025年1月上旬頃の情報)
バニラ
カラメルシナモンクッキー&ハニーミルク
ほっこり紅はるか
クッキー&クリーム
宇治抹茶
3three(スリー)
そのため、商品展開が多くなったことによって、コストを抑える都合からバニラのみアイスクリームになったとも考えられるでしょう。
MOWはラクトアイスなのまとめ
MOWはラクトアイスではなく、アイスクリームやアイスミルクとして販売されています。
そして、MOWはアイスの種類だとバニラのみアイスクリームで、それ以外はアイスミルクです。